知ってましたか?ヘルペスウイルスは基本的に一度感染すると一生付き合って行かなければいけないウイルスです。ウイルスの活性化を抑え、しっかりと知識をつけて生活するだけで発症を免れるのです。

ヘルペスウイルスは一度うつると治らない

ショックを受ける女性

ヘルペスは小さな水ぶくれができてピリピリした痛みを感じる病気です。
紀元前から知られている感染症のひとつで、8種類のウイルスが原因と考えられています。
発症する部位によって原因となるウイルスや症状が異なります。
代表的なものに口唇ヘルペスや性器ヘルペスがありますが、水ぼうそうもヘルペスウイルスの感染によって起こります。

ヘルペスウイルスは一度うつると治らないという特徴があります。
現在では何種類かの抗ウイルス薬が開発されており、これで増殖を抑えて症状を緩和します。
しかしウイルスを完全に退治することは、現在の医学でも不可能とされています。
生き残ったウイルスは神経節という場所に潜んでいて、体が弱ったときに再び活動を始めます。

通常のヘルペスは命にかかわる病気ではありませんが、脳炎などの重い合併症を引き起こすことがあります。
また母子感染で新生児に発症すると、死に至ることもあるため、決して軽視することはできません。

水ぼうそうにかかったことがある方は、ストレスなどで免疫力が低下したとき、帯状疱疹を発症する場合があります。
これは神経節で生き残っていたウイルスが、増殖を開始した結果と考えられています。
単純ヘルペスは初めて感染すると症状が重くなりがちですが、再発したときはそれほど重い症状が出ない場合もあります。
しかし根本的に治らない病気なので、長くつきあっていく必要があります。

性器ヘルペスが再発を繰り返す場合には、抗ウイルス薬を定期的に服用することで、再発を抑える治療法が行われています。
この方法でも完治させることはできませんが、パートナーに感染させる危険性を下げることが可能です。
日本では症状によって保険の適用を受けられるので、経済的な負担は軽くなります。

ヘルペスは治らない病気ですが、症状が出ないように抑えることはできます。
免疫力が低下するとウイルスが活動しやすくなるため、過労やストレスを避け、十分な栄養や睡眠を取ることが大切です。
また紫外線を浴びたり、皮膚炎を起こしたりすると、ダメージを受けた部分から再発することがあります。
ウイルスに再発のきっかけを与えないよう注意してください。

以上のようなヘルペスの性質を理解していないと、無意識のうちに他人に感染させてしまう危険が大きくなります。
今のところ症状が治まっているからといって、油断をしてはいけません。
ヘルペスは治療はもちろんですが、再発予防がポイントになります。

ほとんどの人が知らない間に感染してしまっている

ヘルペスウイルスは感染力が非常に強く、ほとんどの人は無意識のうちに感染してしまっているのが特徴です。
日本人のうち7~8割の方は、いずれかのヘルペスウイルスに感染していると言われています。
一度うつると治らない病気ですから、何よりも感染を未然に防ぐことが重要です。

性器ヘルペスは性交渉によってうつることが大部分なので、まずコンドームを適切に使用することが基本です。
ただしオーラルセックスや、ときにはキスだけでうつることもあり、完全に防ぐことは難しいと言えます。
相手が抗体を持っていないと重症化の可能性があるので要注意です。
特に発症中はうつりやすいため、できる限り性交渉は避ける必要があります。

唾液の飛沫を介して、無意識に他人を感染させている場合もあります。
発症中は食器やタオルなどを共有しないよう心がけることが大切です。
赤ちゃんにキスをして感染させてしまうこともあるので、不用意な接触は避けなければなりません。

ヘルペスの症状が出ていなければ、ウイルスは比較的少なく、感染のリスクも比較的小さくなります。
反対に水ぶくれができているときは、いつも患部を清潔に保ち、他人にうつさないよう気を配ることが求められます。