知ってましたか?ヘルペスウイルスは基本的に一度感染すると一生付き合って行かなければいけないウイルスです。ウイルスの活性化を抑え、しっかりと知識をつけて生活するだけで発症を免れるのです。

ヘルペスにはどのような症状が?

帯状疱疹

ヘルペスとは疱疹で急性炎症性皮膚疾患のことを言います。
症状としては皮膚の表面に小水疱が出現してかゆみなどを伴います。
数個からまとまったかたまりとなって発症します。
このようなものを単純ヘルペスと呼びます。
水疱がかさぶたとなり2週間ほどで自然に治癒します。
ヘルペスは接触による感染の恐れがあるので発症時には他人との接触を避けるのは当然ですが、本人も患部に触った手で不用意に他の場所を触らないように注意が必要です。

症状がある程度広範囲に帯状に発症した場合は、帯状疱疹と呼びます。
全身に広がることはほとんどありませんが、体の右側か左側のいずれかにブロック状に発生する傾向があります。
特に特定の場所ということはなく体のどこにでも発生する恐れがあります。
帯状疱疹が目の周りに発生した場合には角膜にも発生することがあり、耳の周りに発生した場合は聴覚や顔面神経に影響することがあるため注意が必要です。
帯状疱疹が重症化した場合には入院して治療することになります。
ほとんどの場合、外来で内服液や点滴で治療します。
他の疾患で免疫機能が低下している時に発症することがあります。

症状が唇に発症した場合には、口唇ヘルペスと呼びます。
始めに患部に違和感を感じ、かゆみやほてりなどの顕著な感覚に変わります。
半日ほどするとウィルスが活発に増殖し患部が赤く腫れ出します。
1日を経過するとさらにウィルスの増殖が活性化して水疱になります。
10日ぐらいでかさぶたとなり回復段階に移ります。
口唇ヘルペスの水疱ができた時に破れて中の水が広がるとその部分に発症する恐れがあります。
気になった触ってしまうこともありますが、口唇ヘルペスは皮膚の薄い唇にできるため水疱が破れやすいので注意が必要です。

性器ヘルペスは水疱が性器に発生します。
感染力の強いウィルスで接触することでかなりの確率で感染してしまいます。
感染後はすぐに症状が出ないことがあり、自覚できないこともあります。
発症までに4日から10日程度かかるとされています。
その状態でも接触することで感染する恐れが十分にあります。
特に外観ではわからないので気にせず接触してしまうことで性器ヘルペスは知らないうちに拡散することで感染者が増加する傾向にあります。
性器同士の接触だけでなく、口と性器の接触で感染し、口唇ヘルペスになることもあります。
当然、逆に口唇ヘルペスから性器ヘルペスへと感染する恐れもあります。

男性と女性では症状も違う

性器ヘルペスの場合、男性と女性では性器の違いもあるため症状が異なります。
男性の場合、亀頭や陰茎体部に水疱ができることがほとんどです。
その他接触する部分として太ももやお尻などに広がることもありあます。
最初は患部にかゆみなどの違和感が広がり、2日から10日ほどで水疱に変わります。
その水疱が破れると潰瘍となって強い痛みを伴います。

女性の場合は、性器の構造上で体内へ感染が進む恐れがあります。
外陰、腟の入口部分やおしりに多く見られます。
感染が広がると子宮頸管や膀胱まで進行することもあります。
患部に水疱ができるまでは同じですが、痛みを伴って排尿が困難になることもあります。
場合によっては発熱を発症することもあります。
最悪の場合、髄膜まで進行して髄膜炎を発症することがあります。
激しい頭痛にみまわれて、排尿が困難になり、便秘を伴うほどに重症化します。

ヘルペスは一度感染すると再発しやすいことで知られています。
抗ヘルペスウイルス薬を使ってウィルスの増殖を抑えて感染が広がらないようにすることができます。
唇、性器にかゆみなどの違和感があったら早めに病院を受診して検査することが重要です。
特に女性の場合は重症化しやすいため注意が必要です。